ブーケトス。

押し出されるように、ブーケを待つ輪の中に入れられ、純白の彼女を見る。
ああ美しい、と一瞬心にまぶしい晴れ間を持つ。

「M－っ！投げるからねーっ」

花嫁は私の名前を叫んだ。
同時に真白い彼女と私の間にこんもりと丸いブーケがスローモーションで近づいてきた。
ブーケに結ばれている長いリボンの残像と共に。

つかんでも、いいの？私が？
幸せになりたいと思って、手を伸ばした。
望んでもいいのだろうか。こんな私でも。

どよめきと共に、時間は元のように流れ始めた。
私の伸ばした手を遮り、しっかとブーケをつかむ大きな腕。

「お前！取るなよっ！」

今度は花婿の笑ったようなあきれたような大きな声が聞こえた。

「それっ、私のですっ」
と私もうわずった声を上げる。

「え・・・うわっ。目の前に飛んでくると勝手に体が反応して・・・。野球部だったから。はいどうぞ」
彼はうろたえながら乳白色のガーベラのブーケを私に手渡した。
一瞬触れた手は、その風格から生み出されているとは思えないほど暖かで柔らかだった。

おめでとう、こっちに投げてよー、そんな声を背中にし、我に返る。
隣で穏やかに笑っている彼もきっと同じようにあの日の出会いを思い出している。

さあ、幸せの花束を投げよう。



昨日、車で赤坂泰彦さんと時東ぁみさんの「ラジオマンジャック」を聞いていて、
元野球部の男性が無意識に体が反応してしまい、
ブーケトスのブーケを取っちゃった、という話を聞いて爆笑しました。

で、朝からこんな妄想であります。今日も鼻先で笑ってください。

ブーケトス、受け取ったことありますか？
私はありますよー。幼なじみの彼女は元バレー部でして、それは見事なトスを私に・・・。
そいつをアターック！とはしませんでしたが、とったどーっ！って感じでした。
品がありませんでした。

今日は大安。ジューンブライドですよ。幸せに天候は関係ないよね。


ドイツのミュラー、血が出てたけど大丈夫なんだろうかと気になるまま本日の朝カツ終了です。

☆広島市東区のカイロプラクティック整体院「もりたカイロプラクティック」からお知らせです。

○院長ブログ更新しました。
「病院で検査をうけていただきたいケースについて」
これは意外とよくあることなのです。院長の施術経験からの話も書いています。

○本日は日曜営業日です。ご利用をお待ちいたしております。



もりたカイロプラクティックスタッフ
森田ほほ